導入事例/株式会社識学様

キーマン情報によって商談件数が168%向上
明確なターゲティングの実現で案件の意志決定者とのアポイントの精度とスピードが上がった。

株式会社識学

事業開発部 エンタープライズセールス課の菊池真緒子様

今年の3月からは、大手企業の組織運営を支援しようとエンタープライズ専門の営業部隊を発足。主に人事部や経営層を対象に、営業活動に取り組んでおります。その過程で同社は2022年7月から、キーマンプロⅠ・キーマンプロⅢを導入しました。なぜ導入に至り、どう変わったのか―。同社事業開発部 エンタープライズセールス課の菊池真緒子さんに話を聞きました。


導入の目的

1:新設した大手企業向け営業組織の効果的な立ち上げと実績の取得。
2:意思決定者データを活用した精度の高いターゲティングの実現。
3:効果的なターゲティングによるアポイント取得の効率化の実践。


現状の課題

1:ターゲッティング戦略に迷いがありターゲットを絞り切れない。
2:ターゲットの多くが電話コールしても反応が薄い。
3:電話コールで適切な切り出す会話が出ず、アポイントが取れない。


導入の効果

1:能動的にターゲットを絞ることができた。
2:明確なシナリオ(意志)をもってアポイントが取得できた。
3:導入1か月で有効なターゲットとの商談取得件数が168%アップした。



 2015年の設立以来、弊社、株式会社識学(安藤広大代表取締役)は、効率的かつ生産性の高い組織運営を実現する独自のマネジメント理論「識学」※1を用いたコンサルティングサービスを提供し、成長を支援しています。これまで中小企業を中心とした3200社以上に識学のノウハウを広め、それを導入した1社1社により良い未来と成長をもたらしています。

―導入に至った経緯を教えて下さい。

 エンタープライズセールスに着手したばかりだったので、企業の営業部長を攻めるのがいいのか、それとも人事担当者を攻めるのがいいのか、営業部長の名前はどう調べたらいいのか、ターゲティングの段階から悩んでいました。加えて、どうやってアポイントを取っていくべきなのかということも分からない状況でした。そこでウェブ上で検索していたら貴社のサービスを見つけたので、導入することにしました。

 

―導入後、どんな効果を感じていますか。

 導入前はアウトバウンドが取れず、ハウスリストを掘り起こしていました。ターゲットを絞れていなかったのが原因です。そのため、当時は私1人体制ということもありますが、月に最大60件しか商談にこぎ着けていませんでした。その頃の商談は、なんとなく感度が薄かったような記憶があります。
 ですが、導入してからは、アプローチする企業の組織構造やターゲットの氏名、経歴などを把握できた上でアウトバウンドコールが行えるようになり、明確な意思を持ってアポイント取得して商談に臨めるようになりました。加えて、能動的なターゲティングもできるようになりました。体制が整ってきたことも要因としてありますが、月の商談件数は100件ほどに伸ばすことができています。
 現状としては、アポは安定して取れるようになりました。キーマンプロは対象者の過去の配属先などの経歴が調べられます。こうした情報を素早く入手することができる上、こうした情報は、商談やアポイント取得の場において会話のとっかかりになるので助かっています。
  ―キーマンプロⅠとキーマンプロⅢは、どういう使い分けをしているのでしょうか。  メインで使っているのはキーマンプロⅠです。狙いたい企業の部長の名前、連絡先といったものを調べています。キーマンプロⅢを活用するのは、部署番号を検索したい時です。キーマンプロⅠとⅢで、部長は誰でその下には誰がいるのか、どういう組織構造なのかを検索し、それをまとめたリストを作成しています。

 

―今後の展望をお聞かせ下さい。

 役職が上がれば上がるほど、直接のやり取りが難しくなるので、弊社はアウトバウンドと手紙、両方のアプローチを使い分けながら営業活動に取り組んでいます。こうした手法を交えつつ、意思決定に関わる要の部署をはじめとした各部署の特徴をキーマンプロで把握し、アポの精度とスピードを上げていきたいと思っています。
 弊社は有料の四季報を活用しておりますので、有価証券報告書などが見られるキーマンプロⅡは導入しませんでした。しかし、有価証券報告書の情報に加えて関連会社の情報なども入手できるのは、魅力があります。また、キーマンプロⅠとⅢについては、導入して約3カ月ということもあって使えていなかった「対象を広げるOR検索」、「対象を絞り込むNOT検索」、「自社のハウスリストや展示会リストを人事異動データベースのキーマンプロⅠにアップロードし融合させることで、これまでのハウスリストになかった決定権のあるキーマンを見つけ出せるABM検索※2」など高度な検索機能を使っていこうと思います。キーマンプロⅠとⅢはもちろん、キーマンプロⅡも含め、こうした高度な検索機能を駆使すれば、さらに発展的な使い方ができそうなので、勉強して上手に活用していきたいです。

【株式会社識学】

 2015年3月設立。「識学を広める事で人々の持つ可能性を最大化する」を経営理念に掲げています。組織のパフォーマンスが低下する原因を経営者や社員の「誤解」や「錯覚」と捉え、これらを正しい認識に変えるために独自のマネジメント理論「識学」を使った経営や組織コンサルティング、従業員向けの研修のほか、識学をベースとしたwebサービスの開発、提供、転職サービスなどの事業を展開しています。設立からわずか4年で上場を果たし、これまでに3200社以上の企業の成長を支援しています。

※1:マネジメント理論「識学」について詳しくはこちらをご覧ください
⇒ https://corp.shikigaku.jp/introduction

※2:ABM (Account Based Marketing) とは、キーアカウントマーケティング とも呼ばれ、これまでの「デマンドジェネレーション」が、展示会などで広く担当者名刺等を集めて長い時間をかけて啓蒙してアプローチする手法に対して、「ABM」は企業を特定して、その企業の決定権のあるキーマンを一早く見つけてコミュニケーションを行うBtoBマーケティングの戦略的アプローチ手法です。
日本ビジネスリードは2016年12月、日本で初めてABMシステム「KEYMAN-PRO for ABM」をリリースしたメーカーです。

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