有報“未来買い物リスト”
気づいた営業から先に当てにいける

“読む資料”ではない。提案当たり最短でつけるための武器

  • 拾うのはここだけ:重点投資/経営課題/リスクと打ち手
  • 仮説を組み立てる:予算 × 推進役(キーマン) × タイミング
  • すぐ動く:初回接触(メール・電話) → 面談 → 提案の切り口へ

“全部読む”ほど、競合に先を取られます必要箇所だけで十分です

有価証券報告書が公表されたとき、営業は“いつまでに何をすべきか”

顧客の有報が出たら、5営業日以内と10営業日以内に行うこと

5営業日以内

やること:経営テーマの読み取り

目的:話すテーマの軸作り

  • 5営業日以内に「話すテーマの素案」を作成します。
  • 読むべき場所は明確に決まっているため、効率的な情報収集が可能です。この段階で提案の軸を固めることが重要です。
10営業日以内

やること:アカウントプラン更新

目的:提案内容の最適化

  • 10営業日以内に、次の3か月の「攻め方」を整理します。
  • アカウントプランの更新を完了し、提案内容を最適化することで、営業活動の精度が飛躍的に向上します。

核心:有報は「今日すぐ連絡する」ための資料ではなく、「提案の精度を上げる」ための戦略材料です。この認識が営業成果を左右します。

営業が必ず確認すべき7つの有報項目

有価証券報告書は数百ページに及ぶため、営業がすべてを読む必要はありません。優先的に確認すべき項目を押さえることで、必要な情報の大半を効率的に収集できます。

体系的に営業戦略を組み立てることができる「7つの有報項目」。特に「経営方針」と「事業の状況」は、営業テーマを決定する上で最も重要な情報源です。

主要な経営指標等の推移

売上・利益トレンドから成長領域を特定し、営業テーマの目安とします。

事業の状況

各セグメントの戦略と実績から、注力領域を把握します。

経営方針

中長期戦略と経営意図を読み取り、将来の方向性を理解します。

財務・経営成績

投資余力や利益率、事業継続性を確認し、提案の実現可能性を判断します。

コーポレートガバナンス体制

意思決定構造を把握することで、誰に何をアプローチすべきかを見極めます。

役員一覧

「誰がどの意思決定ラインにいるか」が分かる、キーマン候補を特定するための基礎情報です。

リスク情報

潜在課題を把握し、課題解決型提案の糸口とします。

営業が判断すべき3つの軸

有価証券報告書から営業機会を見極めるためには、3つの重要な判断軸があります。これらの軸に沿って情報を整理することで、営業活動の方向性が明確になります。

経営意図

この会社は何に本気で投資しているか

該当項目:「主要な経営指標等の推移」「事業の状況」

企業が注力している事業領域や投資分野を把握し、営業テーマの優先順位を明確にします。

優先順位

今期・来期で動くテーマは何か

該当項目:「経営方針」「経営上の重要なリスク」

短期的に動く戦略テーマを把握し、タイミングを逃さない提案につなげます。

関与余地

自社はどこで関われるか

該当項目:「事業の状況」「コーポレートガバナンス体制」

自社の強みと顧客ニーズの接点を見つけ、具体的な提案内容を設計します。

重要

この3点が整理できた瞬間、営業は具体的に動き出せます。該当ページで優先事業・戦略を把握することが第一歩です。

有報活用の6ステップフロー

有報を営業行動に変換するための最短ルート

企業の概況を確認

有価証券報告書の「企業の概況」セクションで、企業の基本情報と事業構造を把握します。

経営指標で成長方向性を把握

「主要な経営指標等の推移」から、売上・利益の推移と成長領域を特定します。

事業別戦略を押さえる

「事業の状況」で各セグメントの戦略と注力分野を理解します。

経営方針とリスクを確認

「経営方針」「経営上の重要なリスク」から、営業価値の提供可能性を判断します。

意思決定者を仮設定

「コーポレートガバナンス体制」「役員・執行体制」を確認し、キーマンを特定します。

提案・アプローチへ

アカウントプラン策定、提案書作成、トップアプローチの実行に移ります。

有報を見た瞬間に取るべき5つの営業アクション

この5ステップアプローチにより「読む」から「判断する」、そして「行動する」までの時間を大幅に短縮できます。

STEP 1

重点テーマをチェックする

  • 「主要な経営指標等の推移」「事業の状況」を確認
    →売上・利益の増加領域、事業展開状況を把握する。
  • 成長が続くセグメントがあるか
  • 注力分野が明示されているか
  • 前期より言及量が増えたテーマは何か

提案すべき営業テーマ候補が見える状態になります。

STEP 2

投資フェーズを見極める

  • 「財務・経営成績」「経営方針」を確認
    →投資余力と実行状況、投資計画や将来戦略を把握。
  • 投資実行中の事業があるか
  • これから検討段階の構想が掲載されているか
  • コスト抑制方針が記載されていないか

「売り込み」か「提案取材」かの判断材料として活用します。投資フェーズによって最適なアプローチ方法が変わります。

STEP 3

関与すべき部門・役職を仮決めする

組織構造と意思決定プロセスの理解が、効果的な営業活動の鍵です。

  • 「コーポレートガバナンス体制」を確認
    →意思決定の流れと権限の所在を理解し、本社主導か、事業部主導かを判断。
  • 「役員一覧」を確認
    →経営層がどこにリソースを割いているかを分析。担当役員の経歴や専門性も重要な情報です。
  • 「執行役員等に関する事項」を確認
    →組織変化(他ソースからの情報)との整合性を確認。最近の人事異動は戦略変更のシグナルです。

キーマン候補を絞り込み、役員・部門長レベルでのアプローチ先を明確化できます。

STEP 4

営業活動の具体的な行動計画を策定

  • アカウントプランを描く
    →中長期的な戦略的アカウント計画を策定します。
  • 提案取材(ヒアリング)で情報を深掘る
    →有報の情報をベースに、より詳細なニーズを聞き出します。
  • 役員・トップアプローチで戦略対話を行う
    →経営層との対話機会を創出し、戦略レベルの提案を行います。
  • 情報収集に徹し、次の機会を待つ
    →タイミングが合わない場合は、継続的な情報収集に徹します。

情報収集だけでなく、実際の営業活動に落とし込むことが重要です。

STEP 5

「なぜ動くのか」を言語化する

営業活動を開始する前に、「なぜ動くのか」を明確に説明できる状態にすることが重要です。社内の承認や商談の導入トークで説得力が大きく変わります。

  • なぜ今この企業なのか
    →戦略との整合性を説明します。有報から読み取れる経営方針と、自社の提供価値の接点を明確にします。
  • なぜこのテーマなのか
    →事業状況との関連性を示します。顧客が注力している領域と、提案内容の関係性を論理的に説明します。
  • なぜ自分が動くのか
    →価値提供の理由を明確にします。自社の強みや実績と、顧客のニーズがどう結びつくかを具体的に語ります。

社内説明資料や商談導入トークが即座に完成する状態になります。根拠のある営業活動で、成約率が向上します。

有報分析で私たちがサポートする3つのポイント

注力セグメント抽出

有報をチャンク分けし、注力セグメントや増加要素ワードを自動抽出します。

膨大な文書から重要なキーワードとトレンドを把握できます。

キーマン候補の特定

人事異動や組織変化情報と連動し、キーマン候補の特定に結び付けます。

組織図と照らし合わせて、アプローチすべき意思決定者を明確化します。

営業価値の自動ランク付け

案件の優先度を自動で整理し、効率的な営業活動を支援します。

限られたリソースを最も効果的に配分できます。

Keyman-Proでは、以下の営業活動を支援する機能を用意しております

例:トヨタ自動車株式会社_2025年の経営資料を基に、

重点テーマ抽出サマリー

自動車:営業収益 43兆1,998億円(前年差 +4.7%)、営業利益 3兆9,402億円(前年差 -14.7%)。増収要因は主に為替影響、減益は主に諸経費増等。

金融:営業収益 4兆4,811億円(前年差 +28.6%)、営業利益 6,835億円(前年差 +19.9%)。主因は融資残高増、為替影響、評価損減等。

その他:営業収益 1兆4,471億円(前年差 +5.8%)、営業利益 1,811億円(前年差 +3.4%)。

営業仮説(候補)・・その他(情報通信等)

(1)情報通信の基盤更改:クラウド移行、ネットワーク更改、ゼロトラスト/セキュリティ、運用自動化

(2)データビジネス:データ連携/基盤(DWH/ETL/MDM)、API管理

(3)グループ横断DX:共通ID、権限/監査、業務SaaS統合

商談オープニング文言

基盤更改(クラウド移行/NW更改/ゼロトラスト/運用自動化)版

御社の経営資料を拝見し、その他事業として情報通信事業等を展開されていることを確認いたしました。

また、全社としてSDVの推進や、切れ目のない通信・AI基盤の構築を掲げておられ、情報通信基盤の重要性が一層高まっていると受け止めております。

弊社では、クラウド移行・ネットワーク更改に加え、ゼロトラストを前提としたID/アクセス制御、運用自動化まで含めた基盤更改をご支援しており、御社の方針と照らし合わせてお話しできればと存じます。

特に、移行過程でボトルネックになりやすい「権限設計」「監査ログ」「運用負荷」の観点で、御社に合った進め方をご提案できると考えております。

営業が動くための最大のポイント

有価証券報告書を活用した営業活動の本質は、データを読むことではなく、営業判断の確かな根拠を得ることにあります。このアプローチにより、勘や経験だけでなく、客観的な事実に基づいた戦略的な営業活動が可能になります。

有報は営業判断の根拠

有価証券報告書は単なる「データ」ではなく、「営業判断の根拠」です。経営方針や事業戦略を理解することで、提案の説得力が格段に向上します。

インテント情報の活用

人物DB・組織DB・有報DB・120万社DBで統合し、買う理由とタイミングを可視化。狙う企業と決裁者を即特定でき、提案精度と商談化率を高めます。

人事データと連動

KEYMAN-PROの人事・組織データと連動することで、キーマン接点までの時間を大幅に短縮します。適切な人物に、適切なタイミングでアプローチできます。